中古コピー機をはじめて導入する方でも、最適な機械を選べる手順や方法を分かりやすくまとめました。
選ぶ時の基準、機械やメーカー毎の特徴、購入前後に掛かる諸費用までしっかりご紹介します。
STEP1:必要な機能を選定する
基本機能を決めよう
カラーか白黒のみか
カラー印刷が必要か、白黒だけでいいかを決めましょう。
コピー
原稿台に置いた資料を「コピー(複写)」する機能です。どの機種を選んでも必ず搭載しています。
FAX(ファクス)
FAXの受信と送信に必要な機能です。使用する場合、電話回線が必要です。
プリンター
パソコンのデータ(Word文書やExcel資料など)を、コピー機から出力(印刷)するのに必要です。
スキャナー
原稿台に置いた資料を読み取り、データに変換する機能です。変換したデータは、コピー機本体に保存できたり、パソコンに転送できます。
自動両面読み取り・両面印刷
コピー機にセットした資料の両面を読み取り、両面に印刷するのに必要な機能です。
パソコンのデータを両面印刷するにもこの機能が必要です。
印刷速度を決めよう
1日に印刷する枚数を目安に、必要な印刷速度を決めましょう。
1日50枚未満
毎分24枚以下の速度のコピー機で十分
1日50〜150枚未満
毎分25〜29枚以下の速度のコピー機がおすすめ
1日150枚以上
毎分30枚以上の速度のコピー機がおすすめ
STEP2:メーカー毎の特徴を知ろう
メーカー毎に搭載している基本機能に違いはありませんが、性能面で特徴があります。コピー機選びの指針にしましょう。
STEP3:商品の状態について
中古コピー機は、同じ機種でも状態や品質が様々です。機械の状態や品質の確認方法をご紹介します。
外装状態
販売店のウェブサイトでコピー機の外装状態を確認しましょう。
商品写真をはじめ、仕様欄の特記事項に記載がないかも確認するようにしましょう。
カウンタ
販売店のウェブサイトでコピー機のカウンタの枚数を確認しましょう。
原則、カウンタ枚数が少ない機械ほど、品質が高くなります。中古OA業界では、カウンタ枚数1万枚前後の機械は品質が高く、プレミア価格が付きます。
購入の諸費用、諸条件を確認しよう
希望の中古コピー機に目安を付けたら、最後に購入に掛かる費用や諸条件を確認しましょう。
業界で一般的な諸費用、諸条件をまとめました。
支払い関連
諸費用
【送料】
コピー機をお届けするのに必要な費用です。機械の大きさやお届け先の地域や環境により費用が大きく変わります。
【クリーニング・梱包費用】
出荷前に機械をクリーニングする費用と、梱包を行う費用です。
この費用は送料に含まれている場合と、別途請求される場合があります。
【設定費用】
印刷をしたり(プリンターの設定)、読み取ったデータを転送したり(スキャナーの設定)するにはコピー機やパソコンの設定が必要です。設定作業を希望した場合、費用が発生します。
【支払い方法】
前払いの銀行振り込みが一般的です。
販売店によっては、ウェブサイトで直接クレジットカード決済もできます。
【見積書、請求書、領収書】
販売店にお申し付けいただければ全て発行可能です。
配送関連
【お届け日】
コピー機のお届けに掛かる日数は、販売店ごとに大きく異なりますので、必ず確認をしましょう。
目安としては、比較的小型のモノクロコピー機は、ご注文から長くて1週間前後、大型のカラ―コピーは、1〜2週間前後掛かることもあります。
【設置】
コピー機を室内の設置場所まで運ぶサービスです。
送料に設置サービスまで含まれる場合と、別途費用が掛かる場合がありますので、必ず確認をしましょう。
導入後、アフターサービスについて
【保証】
中古なのでメーカー保証がないため、販売店が独自に設けている商品保証サービスです。
期間内に機械に不具合があった場合、交換、返品、返金のいずれかで販売店が対応します。
保証期間は、1ケ月間が一般的です。
【保守】
販売店と保守契約を結ぶことで、コピー機の定期メンテナンス、出張修理、トナーの補充を受けることができます。
保守を受けるには、毎月保守料金の支払いが必要です。
また、購入後の契約はできませんので、希望する場合は、注文前に販売店へ相談しましょう。
【修理】
保守契約をしていないコピー機が故障した時、出張して修理を行うサービスです。
保守契約をしたくない方に重宝されているサービスで、販売店が提供しています。
【消耗品(トナー)の交換・購入】
コピー機で印刷するには、トナーが必要です。
機械購入時にセットされていたトナーが切れたら、トナーの専門店より購入すると良いでしょう。
1本1万円以下で購入可能です。YahooやGoogleで「コピー機の型番 トナー」で検索をすれば、該当するトナーを販売しているお店がすぐに見つかります。