印刷開始直後にミス発見！正しく印刷を止める方法

みなさんは、印刷を止めたくても、なかなか止められなくて困った経験はありませんか？
たとえば、
・印刷直後に設定の間違いに気づいてしまった！
・資料を10部印刷しようとした所、部数ボタンを間違って100部と押して印刷開始してしまった！
・大量印刷中、原稿の間違いに気づいてしまった！
などなど…
印刷開始直後にこのような事態になったら、ひとまず「ジョブを停止」させたいですよね。
ところでみなさん、正しい印刷ジョブの止め方はご存じですか？

印刷を止める方法・悪い例

①主電源を切る
→強制的に終了させるということなので止まりはしますが、複合機への負担が大きく、故障の原因になります。
②給紙トレーを開けて紙を取り出す。
→途中で給紙トレーを開けてしまうと、紙詰まりを起こしたり、複合機内のソフトウェアや繊細なパーツが破損する元になります。
最悪、機械自体が使えなくなる事態にもなりえますので、稼働中の給紙トレーの開閉はやめましょう。

今回は、RICOH MPC2503を例に挙げ、状況に合わせた印刷のジョブ停止、削除の方法についてご紹介したいと思います。

正しいジョブの止め方①　原稿台からのコピーの場合

※複合機本体で操作します。

1、複合機本体の「ストップ」キーを押します。
ストップの指令が機械に伝わるまでに時間差があるので、押してもすぐには止まりません。落ち着いて次の確認画面がでるのを待ちましょう。

2、コピーがストップし、確認画面が表示されます。

3、「コピー中止」を選びます。

正しいジョブの止め方②　プリント転送からの印刷の場合

→複合機本体で操作→PCでジョブを削除します。

1、複合機本体の「プリンタ」キーを押します。

2、印刷中のジョブが取り消したいジョブであることを確認し、「印刷取消」ボタンを押します。

3、印刷がストップして、確認画面が表示されます。印刷を中止する場合は「印刷中止」ボタンを押します。

4、再度確認画面が表示されるので、印刷中ジョブを消去する場合は「消去する」ボタンを押します。

5、複合機内のジョブを削除しても、データ転送中の場合などPCに残っている場合があります。違う文書の印刷をする際に残っていたデータが出てこないよう、PCのジョブも削除しておきましょう。
「プログラム→デバイスとプリンター→使用中のプリンタのアイコンを右クリック→印刷ジョブの中止→ジョブを選択→ジョブ削除」でできます。