シュレッダーの性能比較!あなたに合うシュレッダーの選び方

自分の使用用途に合ったシュレッダーを選びたいと思ったとき、カタログに載っている用語や数字だけではよく分からないことってありませんか?どうせなら目に見える形でその違いが分かったほうが良いですよね?
ここでは、今、オフィス用としてもお問い合わせが増えている小型・スリムタイプのものを中心に、シュレッダーの性能や特長を示す項目の中から、「細断サイズ」「細断速度」「動作音」を比較し、最適なシュレッダー選びに役立つ情報を視覚的に提供したいと思います。それでは、見ていきましょう。
細断サイズの違い
シュレッダーの細断方式にはいくつかの種類がありますが、代表的なものに「クロスカット」と「マイクロ(クロス)カット」があります。それぞれの特長は以下のようになっています。
クロスカット | マイクロ(クロス)カット | |
細断後の紙片サイズ | 約4mm×30mm〜50mm程度 | 約2mm×10mm〜15mm程度 |
セキュリティレベル | 中程度 | 非常に高い |
用途 | 家庭用、オフィス用の機密度が中程度の文書処理 | 高度な機密文書、個人情報、法律関連文書の処理 |
それでは、実際の細断屑がどうなっているか見てみましょう。
クロスカット | マイクロ(クロス)カット | ||
---|---|---|---|
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: アスカ B05 |
||
![]() |
定格細断枚数 6枚 | ![]() |
定格細断枚数 2枚 |
細断屑収容量 9.1L | 細断屑収容量 4.3L | ||
細断サイズ 4×38mm | 細断サイズ 2×10mm | ||
![]() |
![]() |
実際の細断屑を見れば、「マイクロ(クロス)カット」方式がどれくらい細かいサイズの細断かよくお分かりになったのではないかと思います。ただし、セキュリティだけを重視するのであれば「マイクロ(クロス)カット」一択のようですが、処理する枚数が多い方は、「マイクロ(クロス)カット」方式よりも同時細断枚数が比較的多い「クロスカット」方式のシュレッダーも十分選択肢に入ってくると思われます。
どちらの方式にもそれぞれの長所がありますので、ご自身の利用シーンに合った選択をされると良いでしょう。
細断サイズが同等性能のシュレッダー
クロスカットの製品 |
![]() |
アコ・ブランズ A3809X |
定格細断枚数 6枚 | |
細断屑収容量 9L | |
細断サイズ 4×38mm | |
14,500円 |
![]() |
フェローズ LX45 |
定格細断枚数 6枚 | |
細断屑収容量 16.5L | |
細断サイズ 4×37mm | |
9,900円 |
マイクロカットの製品 |
![]() |
アスカ B05 |
定格細断枚数 2枚 | |
細断屑収容量 4.3L | |
細断サイズ 2×10mm | |
7,700円 |
![]() |
ナカバヤシ NES-SM01 |
定格細断枚数 3枚 | |
細断屑収容量 12L | |
細断サイズ 2×12mm | |
6,949円 |
細断速度の違い
細断速度の表記は一般的に「〇〇m/分」というように、1分間にどれだけの長さの紙を細断できるか、で表されています。しかし、この表記の仕方ではどれくらい細断できるのか分かりづらいですよね。
こちらでは実際に1分間細断を行い、A4の紙何枚分が細断できるのか、その際の細断屑はどのくらいの量になるのか、を見ていきたいと思います。
細断速度 1.1m/分 | 細断速度 2.2m/分 | 細断速度 4.4m/分 | |||
---|---|---|---|---|---|
検証に使用した機種: アスカ B05 |
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: フェローズ LX45 ※カタログスペックでは細断速度2m/分ですが、実機検証の結果からこの性能として検証させていただきました。 |
|||
![]() |
定格細断枚数 2枚 |
![]() |
定格細断枚数 6枚 |
![]() |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 4.3L |
細断屑収容量 9.1L |
細断屑収容量 16.5L |
|||
細断サイズ 2×10mm |
細断サイズ 4×38mm |
細断サイズ 4×37mm |
|||
※音が出ます。ご注意ください。 |
|||||
1分間でA4用紙を 4枚細断できました。 |
1分間でA4用紙を 8枚細断できました。 |
1分間でA4用紙を 15枚細断できました。 |
1分間の間に休むことなく細断を行えばこのくらいの量が細断できる、というのはお分かりいただけましたでしょうか。
機種選択の目安としては、普段どのくらいの紙を処理しているか、それに合った細断速度のものを選ばれると良いかと思います。
細断速度が2m/分以上のシュレッダー
![]() |
フェローズ LX45 |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 16.5L |
細断サイズ 4×37mm |
細断速度 2m/分 |
9,900円 |
![]() |
ナカバヤシ NSE-SC01 |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 12L |
細断サイズ 4×27mm |
細断速度 2m/分 |
5,979円 |
![]() |
アスカ S79MF |
定格細断枚数 7枚 |
細断屑収容量 20L |
細断サイズ 3×10mm |
細断速度 2.7m/分 |
17,900円 |
動作音(刃を回しているとき)の違い
次はシュレッダーの「動作音」の差を見てみたいと思います。シュレッダーの動作音(※細断中の音ではなく、刃を回しているときの音)は機種によって差があります。細断の頻度が少ない人であればそれほど気にならないかもしれませんが、一度にたくさん細断しなければならない場合などはシュレッダーの音を「煩い」と感じてしまうこともあるかもしれません。
また自宅で仕事をしている人であれば、なるべく大きな音を出したくないとき(赤ちゃんの寝ているときや夜遅い時間など)もあることでしょう。
メーカーもそういったケースでも使えるよう、音にこだわった設計をしているところもあります。
今回は動作音別に3種用意し、それぞれの音を比較する動画を作りましたので、そちらをご覧ください。
メーカー公表動作音 38dB | メーカー公表動作音 55dB | メーカー公表動作音 70dB | |||
---|---|---|---|---|---|
【音レベル】 |
【音レベル】 |
【音レベル】 |
|||
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: ナカバヤシ NSE-DTM01LG |
検証に使用した機種: フェローズ LX45 |
|||
![]() |
定格細断枚数 6枚 |
![]() |
定格細断枚数 不明 |
![]() |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 9.1L |
細断屑収容量 4L |
細断屑収容量 16.5L |
|||
細断サイズ 4×38mm |
細断サイズ 2×12mm |
細断サイズ 4×37mm |
|||
※音が出ます。ご注意ください。 |
|||||
かなり静かでした。夜に使用しても問題なさそうなくらいの静音設計です。 | テーブルに置いて使用することも考慮されているので、音はわりと静かです。 | 他2つに比べて音はかなり大きかったのですが、その分パワフルで屑容量が大きく、細断速度も速いです。 |
シュレッダーの動作音で38dBから70dBというとかなり差がある方だと思います。38dBは静かな図書館と同程度なのでほとんど気にならないレベル。いっぽう70dBというとテレビを普通の音量で聞いているのと近いレベルなので、周りにいる人からはうるさいと思われてしまうこともあるでしょう。
ご自身の使用環境やニーズに合わせ、動作音について考慮されると良いでしょう。
動作音が控えめなおすすめシュレッダー
![]() |
アコ・ブランズ A3809X |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 9L |
細断サイズ 4×38mm |
細断速度 2.2m/分 |
動作音38dB |
14,500円 |
![]() |
アスカ SZK01 |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 8L |
細断サイズ 4×30mm |
細断速度 2.1m/分 |
動作音 48dB |
11,600円 |
![]() |
アコ・ブランズ A3312M |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 12L |
細断サイズ 2×10mm |
細断速度 1.8m/分 |
動作音 52dB |
17,900円 |
「細断サイズ」「細断速度」「駆動音」に分けてシュレッダーを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。全ての性能でベストを出せるシュレッダーはなかなか無いかと思いますが、それぞれの強みや特徴と自分が求めている用途にマッチするものを比較することができたでしょうか。
また、今回ご紹介したもの以外でもシュレッダーを選ぶ要素はあります。例えば、紙以外のもの(カード類やホチキス針など)を細断できるかどうかやメンテナンスのしやすさといったものです。
ご自身がシュレッダーに求めているものは何か。まずはそこを明確にし、それを満たしているシュレッダーの候補をいくつか選んでみましょう。そのうえでその他の要素にも目を向けてみると良いと思います。
今回ご紹介した情報が、シュレッダー選びの一助になれば幸いです。
シュレッダー性能比較!あなたに合うシュレッダーの選び方

自分の使用用途に合ったシュレッダーを選びたいと思ったとき、カタログに載っている用語や数字だけではよく分からないことってありませんか?どうせなら目に見える形でその違いが分かったほうが良いですよね?
ここでは、今、オフィス用としてもお問い合わせが増えている小型・スリムタイプのものを中心に、シュレッダーの性能や特長を示す項目の中から、「細断サイズ」「細断速度」「動作音」を比較し、最適なシュレッダー選びに役立つ情報を視覚的に提供したいと思います。それでは、見ていきましょう。
細断サイズの違い
シュレッダーの細断方式にはいくつかの種類がありますが、代表的なものに「クロスカット」と「マイクロ(クロス)カット」があります。それぞれの特長は以下のようになっています。
クロスカット | マイクロ(クロス) カット |
---|---|
細断後の紙片サイズ: 約4mm×30mm 〜50mm程度 |
細断後の紙片サイズ: 約2mm×10mm 〜15mm程度 |
セキュリティレベル: 中程度 |
セキュリティレベル: 非常に高い |
用途: 家庭用、オフィス用の機密度が中程度の文書処理 |
用途: 高度な機密文書、個人情報、法律関連文書の処理 |
それでは、実際の細断屑がどうなっているか見てみましょう。
クロスカット | マイクロ(クロス) カット |
---|---|
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: アスカ B05 |
![]() |
![]() |
定格細断枚数 6枚 | 定格細断枚数 2枚 |
細断屑収容量 9.1L | 細断屑収容量 4.3L |
細断サイズ 4×38mm |
細断サイズ 2×10mm |
![]() |
![]() |
実際の細断屑を見れば、「マイクロ(クロス)カット」方式がどれくらい細かいサイズの細断かよくお分かりになったのではないかと思います。ただし、セキュリティだけを重視するのであれば「マイクロ(クロス)カット」一択のようですが、処理する枚数が多い方は、「マイクロ(クロス)カット」方式よりも同時細断枚数が比較的多い「クロスカット」方式のシュレッダーも十分選択肢に入ってくると思われます。
どちらの方式にもそれぞれの長所がありますので、ご自身の利用シーンに合った選択をされると良いでしょう。
細断サイズが同等性能のシュレッダー
クロスカットの製品 |
|
---|---|
![]() |
![]() |
アコ・ブランズ A3809X |
フェローズ LX45 |
定格細断枚数 6枚 | 定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 9L | 細断屑収容量 16.5L |
細断サイズ 4×38mm | 細断サイズ 4×37mm |
14,500円 | 9,900円 |
マイクロカットの製品 |
|
---|---|
![]() |
![]() |
アスカ B05 |
ナカバヤシ NES-SM01 |
定格細断枚数 2枚 | 定格細断枚数 3枚 |
細断屑収容量 4.3L | 細断屑収容量 12L |
細断サイズ 2×10mm | 細断サイズ 2×12mm |
7,700円 | 6,949円 |
細断速度の違い
細断速度の表記は一般的に「〇〇m/分」というように、1分間にどれだけの長さの紙を細断できるか、で表されています。しかし、この表記の仕方ではどれくらい細断できるのか分かりづらいですよね。
こちらでは実際に1分間細断を行い、A4の紙何枚分が細断できるのか、その際の細断屑はどのくらいの量になるのか、を見ていきたいと思います。
細断速度 1.1m/分 | 細断速度 2.2m/分 | 細断速度 4.4m/分 |
---|---|---|
検証に使用した機種: アスカ B05 |
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: フェローズ LX45 ※カタログスペックでは細断速度2m/分ですが、実機検証の結果からこの性能として検証させていただきました。 |
![]() |
![]() |
![]() |
定格細断枚数 2枚 | 定格細断枚数 6枚 | 定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 4.3L | 細断屑収容量 9.1L | 細断屑収容量 16.5L |
細断サイズ 2×10mm | 細断サイズ 4×38mm | 細断サイズ 4×37mm |
シュレッダー速度比較動画
※音が出ます。ご注意ください。
検証結果 | |
---|---|
細断速度 1.1m/分: アスカ B05 |
1分間でA4用紙を 4枚細断できました。 |
細断速度 2.2m/分: アコ・ブランズ A3809X |
1分間でA4用紙を 8枚細断できました。 |
細断速度 4.4m/分: フェローズ LX45 |
1分間でA4用紙を 15枚細断できました。 |
1分間の間に休むことなく細断を行えばこのくらいの量が細断できる、というのはお分かりいただけましたでしょうか。
機種選択の目安としては、普段どのくらいの紙を処理しているか、それに合った細断速度のものを選ばれると良いかと思います。
細断速度が2m/分以上のシュレッダー
![]() |
フェローズ LX45 |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 16.5L |
細断サイズ 4×37mm |
細断速度 2m/分 |
9,900円 |
![]() |
ナカバヤシ NSE-SC01 |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 12L |
細断サイズ 4×27mm |
細断速度 2m/分 |
5,979円 |
![]() |
アスカ S79MF |
定格細断枚数 7枚 |
細断屑収容量 20L |
細断サイズ 3×10mm |
細断速度 2.7m/分 |
17,900円 |
動作音(刃を回しているとき)の違い
次はシュレッダーの「動作音」の差を見てみたいと思います。シュレッダーの動作音(※細断中の音ではなく、刃を回しているときの音)は機種によって差があります。細断の頻度が少ない人であればそれほど気にならないかもしれませんが、一度にたくさん細断しなければならない場合などはシュレッダーの音を「煩い」と感じてしまうこともあるかもしれません。
また自宅で仕事をしている人であれば、なるべく大きな音を出したくないとき(赤ちゃんの寝ているときや夜遅い時間など)もあることでしょう。
メーカーもそういったケースでも使えるよう、音にこだわった設計をしているところもあります。
今回は動作音別に3種用意し、それぞれの音を比較する動画を作りましたので、そちらをご覧ください。
メーカー公表動作音 38dB |
メーカー公表動作音 55dB |
メーカー公表動作音 70dB |
---|---|---|
【音レベル】 |
【音レベル】 |
【音レベル】 |
検証に使用した機種: アコ・ブランズ A3809X |
検証に使用した機種: ナカバヤシ NSE-DTM01LG |
検証に使用した機種: フェローズ LX45 |
![]() |
![]() |
![]() |
定格細断枚数 6枚 | 定格細断枚数 不明 | 定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 9.1L | 細断屑収容量 4L | 細断屑収容量 16.5L |
細断サイズ 4×38mm | 細断サイズ 2×12mm | 細断サイズ 4×37mm |
シュレッダー動作音比較動画
※音が出ます。ご注意ください。
実際に聞いた動作音 | |
---|---|
動作音 38dB: アコ・ブランズ A3809X |
かなり静かでした。夜に使用しても問題なさそうなくらいの静音設計です。 |
動作音 55dB: ナカバヤシ NSE-DTM01LG |
テーブルに置いて使用することも考慮されているので、音はわりと静かです。 |
動作音 70dB: フェローズ LX45 |
他2つに比べて音はかなり大きかったのですが、その分パワフルで屑容量が大きく、細断速度も速いです。 |
シュレッダーの動作音で38dBから70dBというとかなり差がある方だと思います。38dBは静かな図書館と同程度なのでほとんど気にならないレベル。いっぽう70dBというとテレビを普通の音量で聞いているのと近いレベルなので、周りにいる人からはうるさいと思われてしまうこともあるでしょう。
ご自身の使用環境やニーズに合わせ、動作音について考慮されると良いでしょう。
動作音が控えめなおすすめシュレッダー
![]() |
アコ・ブランズ A3809X |
定格細断枚数 6枚 |
細断屑収容量 9L |
細断サイズ 4×38mm |
細断速度 2.2m/分 |
動作音 38dB |
14,500円 |
![]() |
アスカ SZK01 |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 8L |
細断サイズ 4×30mm |
細断速度 2.1m/分 |
動作音 48dB |
11,600円 |
![]() |
アコ・ブランズ A3312M |
定格細断枚数 5枚 |
細断屑収容量 12L |
細断サイズ 2×10mm |
細断速度 1.8m/分 |
動作音 52dB |
17,900円 |
「細断サイズ」「細断速度」「駆動音」に分けてシュレッダーを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。全ての性能でベストを出せるシュレッダーはなかなか無いかと思いますが、それぞれの強みや特徴と自分が求めている用途にマッチするものを比較することができたでしょうか。
また、今回ご紹介したもの以外でもシュレッダーを選ぶ要素はあります。例えば、紙以外のもの(カード類やホチキス針など)を細断できるかどうかやメンテナンスのしやすさといったものです。
ご自身がシュレッダーに求めているものは何か。まずはそこを明確にし、それを満たしているシュレッダーの候補をいくつか選んでみましょう。そのうえでその他の要素にも目を向けてみると良いと思います。
今回ご紹介した情報が、シュレッダー選びの一助になれば幸いです。