業務用シュレッダーと家庭用シュレッダーの性能の違い
「家庭用シュレッダーを業務用として使う」というケースが増えてきています。
低価格で導入しやすいのが家庭用の魅力ですが業務として使うのに対応できるのでしょうか?
そんな疑問を解消すべく「エーワンやってみたシリーズ」と題し、業務用シュレッダーと家庭用シュレッダーの性能を徹底比較し動画で大公開致します!
実験条件
業務用シュレッダー 明光商会 MSX-DPC65 |
家庭用シュレッダー アコブランズジャパン GSH60AFX |
|
---|---|---|
最大細断枚数 (同時に投入できる最大枚数) |
65 | 60 |
運転時間 (連続細断可能時間) |
連続 | 6分 |
屑収容量 | 92リットル(A4コピー用紙 約2400枚分) | 15リットル(A4コピー用紙 約60枚収容) |
実験その1 細断スピードの比較
1分間で何枚の用紙を細断できるのか業務用と家庭用シュレッダーの細断スピードを比較しました。
投入枚数は本体に負荷がかかり過ぎないよう、それぞれ定格細断枚数(業務用では30枚、家庭用では5枚)で投入します。
明光商会 MSX-DPC65
アコブランズジャパン GSH60AFX

業務用シュレッダー 明光商会 MSX-DPC65 |
家庭用シュレッダー アコブランズジャパン GSH60AFX |
|
---|---|---|
1回に投入した枚数 | 30枚 | 5枚 |
1回の細断にかかる時間 | 約5秒 | 約10秒 |
投入できた回数 | 14回 | 5回 |
細断できた枚数 | 420枚 | 30枚 |

実験結果
第1戦目の「細断スピードの比較」では、1分間あたりで約390枚という圧倒的な差で業務用が勝利しました。
細断枚数だけでなく、細断スピードも業務用のほうが速く投入がモタついてしまうほどでした。
一方家庭用シュレッダーは細断スピードが遅く、5枚細断するのにも約10秒もかかってしまいました。
実験その2 細断力の比較
2戦目は細断力対決。時間制限なしでどのくらい長く細断し続けられるのかで勝負!
業務用シュレッダーは、30枚ずつ投入して細断を続けます。
家庭用シュレッダーは、オートフィードトレイ(自動細断)に50枚の用紙をセットし続けます。
どちらも定格細断枚数以下の条件で実験しました。
明光商会 MSX-DPC65
アコブランズジャパン GSH60AFX

業務用シュレッダー明光商会 MSX-DPC65 |
家庭用シュレッダーアコブランズジャパン GSH60AFX |
|
---|---|---|
1回に投入した枚数 | 30枚 | 50枚 |
合計投入回数 | 90回 | 1回 |
細断できた枚数(合計) | 2,700枚 | 50枚 |

実験結果
第2戦、細断力比較でも業務用シュレッダーが勝利しました!
家庭用シュレッダーは約5分で細断を終えましたが、定格時間を過ぎたあと20〜30分程度休ませなければ再開できませんでした。
一方、業務用シュレッダーは連続で細断し続けることができ、結局、屑箱が満杯になるまで処理し続けることができました。
総合結果
細断力、耐久性ともに圧倒的な差をつけて業務用シュレッダーが勝利を収めました。
業務用は待ち時間なしで次々と用紙を投入しサクサク処理できましたが、家庭用は細断速度が遅いため待ち時間によるストレスを感じました。
また、家庭用は細断力が弱いためか、途中で紙詰まりして止まってしまうこともありました。
家庭用シュレッダーは処理の頻度が低い一般家庭や小規模オフィスでは代用できるかもしれませんが、中規模以上のオフィスでは細断力、耐久性共に十分とは言えません。
業務で使うのであれば性能が高い、業務用シュレッダーがお勧めです。
