ホッチキス、クリップ、ハガキ、ラミネート紙は?シュレッダーで細断できるものまとめ
シュレッダーに紙を投入する時、故障しないか心配になることはありませんか?
ホッチキス(ホチキス)やクリップは外した方が良いのか。ハガキや厚紙、ラミネートした掲示物は問題ないのか。
シュレッダーで細断できるか判断に迷うことが多いと思います。
この記事では、よく質問を頂く紙の種類を中心に、細断できるもの、できないもの(してはいけないもの)をご説明します。
細断したいものをお選び下さい
ホッチキス(ホチキス)留めの書類は細断できる?
ホッチキス(ホチキス)留めした資料は、対応シュレッダーであれば細断が可能です。
ホッチキスの針を外さずそのまま投入しても故障の心配はありません。
ただし、対応シュレッダーの多くが、「10号(8mm幅)」、「11号(10.4mm幅)」サイズの針までしか対応していません。
ポイント
処理する前に、ホッチキス留めした紙の枚数を確認しましょう
ホッチキス留めした資料を処理する前に、紙を何枚束ねているかを確認しましょう。
機械の仕様である「最大細断枚数」を超える枚数を留めたものを細断してしまうと、紙詰まりや故障の原因に繋がりますので注意しましょう。
3号や12号の大きな針には、メディア細断対応のシュレッダー
大量の紙を束ねる時に利用する「3号(10mm幅)」や「12号(11.5mm幅)」のような大きな針でホッチキス留めされた資料は、CDやDVD、クレジットカードも一緒に細断できるメディア細断対応のシュレッダーを利用しましょう。
ゼムクリップ留めの書類は細断できる?
ゼムクリップで留めた資料は、対応シュレッダーで細断が可能です。
ゼムクリップを外さずそのまま投入しても故障の心配はありません。
当然ですが、ダブルクリップの細断はできませんので、外してから細断しましょう。
ポイント
長径29mm以上のゼムクリップは、メディア細断対応のシュレッダーがおすすめ
長径が29mmを超えるゼムクリップを細断する場合は、CDやDVD、クレジットカードを一緒に細断できるメディア細断対応のシュレッダーがおすすめです。
ハガキや厚紙は細断できる?
ハガキは、大抵のシュレッダーで細断可能です。
ただし、宅配のメール便などで使われる紙種の厚紙を細断する場合は、頑丈な刃と、大型のモーターを備えた業務用シュレッダーがおすすめです。
薄紙は細断できる?
領収書やレシート程度の薄紙は、大抵のシュレッダーが細断可能です。
ただし、薄紙は機械のセンサーが反応せず、動かないケースがあります。
その場合は、普通紙に挟んで細断するようにしましょう。
ポイント
カーボン紙や新聞紙の細断は要注意!
薄紙の中でもカーボン紙や新聞紙の細断は、メーカーが推奨しないケースが多いです。
細断はできますが、機械内部に紙片が残留し、故障を早める原因になります。
また、薄紙だけを連続して細断し続けることも故障を早めることになりますので、できるだけ避けるようにしましょう。
クレジットカードは細断できる?
クレジットカードの細断は、メディア類の細断に対応したシュレッダーであれば可能です。
メディア類の細断に対応したシュレッダーの多くは、クレジットカードの他、CDやDVDの細断にも対応しています。
ポイント
ICチップ内蔵のクレジットカードに注意
一部メーカーのシュレッダーは、「ICチップ内蔵のクレジットカード」の細断には対応していません。仕様表に「カード細断に対応」と書いてあっても、「ICチップ」の細断に対応していないケースがあります。
最近のクレジットカードの多くは、ICチップを内蔵しています。クレジットカードの細断を主目的にシュレッダーを導入するのであれば、対応の有無を必ず確認しましょう。
CDやDVDは細断できる?
CDやDVDの細断は、メディア類の細断に対応したシュレッダーであれば可能です。
ただし、対応シュレッダーであっても一度に細断できる枚数は、大抵1枚です。
まとめて細断できるわけではないので、利用方法に注意しましょう。
フロッピーディスクやMOの細断はできる?
フロッピーディスク(FD)やMOの細断は、メディア類の細断に対応した一部のシュレッダーで可能です。
特殊な細断物に分類されるメディアなため、細断できるのは業務用の中でもハイクラスのシュレッダーのみと限られています。
宅配便の送り状は細断できる?
シュレッダーで宅配便の送り状の細断はできますが、メーカーは推奨していません。
理由は、送り状に粘着部があるからです。
仮に細断をしてしまうと、刃に糊が付着し、紙片が刃に付着してしまいます。そのまま利用すると、仕様通りに細断できなくなります。
ところが最近、送り状が紙面に貼り付いている状態であれば、細断に対応しているシュレッダーが発売されました。
宅配便の送り状を細断したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ラベルシールは細断できる?
シュレッダーでラベル用紙やシールの細断はしないように気を付けましょう。
細断したシールの糊が刃に付着し、仕様の通りに細断できなくなったり、最悪の場合、刃が回転せず、細断ができなくなります。
ところが最近、シールが紙面に貼り付いている状態であれば、細断に対応しているシュレッダーが発売されました。
ラベルシールの細断が必要な方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ラミネートした掲示物は細断できる?
シュレッダーでラミネートした掲示物は細断しないようにしましょう。
ラミネートをしたフィルムに糊が付着しているからです。
細断すると必ず故障の原因となります。
なお、対応シュレッダーもありません。
糊が付着した紙類は細断できる?
シュレッダーで「テープやシール、糊留めした封筒、書類」は細断しないようにしましょう。
当然ラベルシール紙も細断できません。
ところが最近、テープやシール、糊が紙面に貼り付いている状態であれば、細断に対応しているシュレッダーが発売されました。
糊が付着した紙類の細断が必要な方は、検討してみてはいかがでしょうか。 。
ビニールは細断できる?
シュレッダーで「ビニール製の封筒」や「宛名窓がビニールの封筒」を細断しないようにしましょう。
まとめ
シュレッダーで細断できるもの、できないものを、一覧にまとめました。
意外と細断できるものが多いと感じたのではないでしょうか。
繰り返しお伝えしますが、粘着物がシュレッダーの一番の天敵です。粘着物を除いてからシュレッダーの利用をしましょう。
細断したいもの | 細断可否 | 対応シュレッダー |
---|---|---|
ホチキス |
OK | |
ゼムクリップ |
OK | |
ハガキや厚紙 |
一部OK | |
薄紙 |
OK | |
クレジットカード |
OK | |
CD・DVD |
OK | |
フロッピーディスク・MO |
一部OK | |
宅配便の送り状 |
条件付きOK | |
ラベルシール |
条件付きOK | |
ラミネートした掲示物 |
NG | 対応シュレッダーなし |
糊が付着した紙類 |
条件付きOK | |
ビニール |
NG | 対応シュレッダーなし |